古事記ダイジェストAMATERAS CODE Ez 12日目

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古事記ダイジェスト12日目

愛する妻のおぞましい姿を見た

イサナキさんは

その場から逃げ出します

怒ったイサナミさんは

追っ手を差し向けます

予母都志許売(ヨモツシコメ)です

しこめ、とあります、醜いのでしょう

逃げるイサナキさんは

ヨモツシコメに向かって

黒髪鬘(くろみかづら)を投げ捨てると

そこから蒲子(えびかづらのみ)がなり

シコメはそれをむさぼり食べます

蒲子は葡萄です

葡萄は成長が早いですね

短い期間であっという間に枝を伸ばし

実をつけます

かなり生命力が強い植物のようです

でも、シコメは蒲子を食い尽くすと

また執拗に追ってきます

イサナキさん、今度は

御美豆(みづら)に刺していた

湯津津間櫛(ゆつつまくし)を引き抜き

折って投げ捨てると

今度は荀(たかみな)が生りました

御美豆は横ちょんまげです

湯津津間櫛はクシです

荀(本当は草冠に伊)はタケノコです

タケノコも成長が早いですね

ぼーとしてると成長しずぎて

食べれなくなります

一昔前

タケノコには栄養が無いと言われていましたが

最近の研究で

疲労回復や高血圧にいいとか

竹の子を食用として発見した

昔の人は凄いですね

シコメはタケノコを食うのに夢中

おそらく、竹なので

どんどん生えてきて食べきれないのでしょう

シコメは追ってきません

そうすると、今度は

イサナミさんが

八雷神に千五百の黄泉軍を引き連れ

追ってくるではありませんか!!!!

イサナキさんは十握剣を抜いて

後ろ手に逃げながら振り払います

それでも、なんのその、黄泉軍は引かない

イサナキさんは、黄泉比良坂の坂に生えた

木から桃子(もものみ)を三個ちぎり

これを黄泉軍に投げつけ撃退します

イサナキさんは、その桃子に言います

お前が私を助けてくれたように

葦原中原(あしはらのなかつくに)にある

宇都志(うつくし)き青人草が

苦しい瀬に落ちて患い惚(なぐ)むとき

助けておくれ、と

この桃子には

意富加牟豆美命(オホカムツミノミコト)

という名を賜れました

おっと、ここで三、3が出てきました

3は核心、コアという意味です。

なぜ桃なのでしょうね

古来中華圏において、桃は

百薬の長、不老不死とか言われています

葦原中津は、この世界の中心

青人草は大祓詞にも登場しますが

繁栄によって栄えた人を指すようです

民、民衆ですね

その民を救う神になってくれ、と

桃の実を縦に割ると

真ん中に大きめの種があり

実が左右分かれた形状をしています

これをトーラス構造という人がいます

宇宙はトーラスの構造をしている、と

発言する学者もいますが

オホカムツミさんは、もしかしたら

宇宙の中心から発生する

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ヨモツシコメ

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もも


宇宙エネルギーかもしれません

そして、桃の実は

何か困ったことがあったりしたとき

食べると

宇宙エネルギーを得て

いい運気を迎えることができるかも

今日はここまで

あなたは桃を見て

何を想像しますか?